ももクロの緑という存在から成仏したと思っていた緑好きの話①

523日のももクロちゃんの10周年記念の桃響導夢ライブを見て、あぁ、ずっとついてくよ、って本気で思って、なんだかまだソワソワしてるというか、映像見たり、アルバム聞いたりするだけで、アドレナリンやらセロトニンやらが出てるきてる気がして、夏菜子ちゃん推しで行くと決めてからの2ヶ月について書こうと思ったら長くなったので、まず10周年ライブを迎えるまでのことを綴ります。

 

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青春ツアーの青森公演を見て、ももクロの緑への思いと有安杏果さんへの思いは成仏したと思っていた(前回のブログに綴っております)ので、幕張メッセでの卒業コンサートを経て、どういう気持ちで見ることになるのかわからないまま、2月に申し込んでいた春の一大事、10周年記念ライブはすごく楽しみな予定となった。

  

春の一大事に向けて、今までの人生で買ったことのない、赤のスニーカー・赤のスカート・赤の鞄を買った。今まで緑にしか反応しないセンサーでモノを選んでいたので、赤いモノを買うことはすごく難しくて 私にとっても、人生における一大事だなぁなんて思いながら。

 

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人生で初めての緑以外の全身単色武装をし、外に出た時にはソワソワして、初めてももクロちゃんのライブを見る友人との待ち合わせの際に「びっくりすると思うけど今日真っ赤だよ」と伝えて、私を見つけた時の友人の顔は正しく開いた口が塞がらないって顔だった。そりゃ今まで常日頃、緑しか身につけてなかったからなぁと思いながら、「緑以外の色買えるんや」と言われ、本当に緑バカだったから、ある意味自分のアイデンティティを捨てれるくらい、自分の柱になる好きが増えたんだなぁとしみじみしながら、迎えた春の一大事初日。

さてovertureどうしようと思いながら、私自身は怪盗に合わせてささき!あやか!と叫んだ。ここで今まで体験したことのない混沌感を味わった。人数の違いかと思うが、青春ツアーでの揃わなさとは比べ物にならないものだった。「れに!かなこ!○×△☆♯♭●□▲ ロ〜バ~!!」と何がお強いコールなのかもわからなかった。友人はなんだ今の??となっていたので「ちょっとまだ揃ってないんだよね」という解説を小声でしながらライブがスタートした。去年は一曲目ワーズ杏果コールでブチ上がったなぁとか思い出してしまって、あれ?成仏したんじゃなかったっけ?なんて思ったけど、沈みゆく日の中、地元のジャズの演奏チームとコラボした桃色空、あの時の景色、情感、すごく素敵だったし、地元の小学生との合唱も、やっぱり泣いてしまったし、アンコールの走れ!での打上げ花火も忘れられない景色だった。

 

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知り合いのモノノフさんに会う度に「!!!!!赤!!!!!」と言われ、「春一から赤です!」と答えながら、この日も、ももクロちゃんのライブをはじめて見るツレとの待ち合わせでやっぱり、びっくり顔して「お前が赤とか嘘やん」と言われ、「嘘じゃないですよ、ちゃんと買いに行ったんですよ!私が!赤を!これからは夏菜子ちゃん推しでいくんです!緑は緑で好きなままですけど!」と言いながら、前日同様、揃わぬovertureにまだまだ4人のももクロちゃんへシフト中である事を思ったり、メンバーのニコ生との戯れや、曲中の移動時の、ももたまい、あやたかコンビのイチャイチャがベリーキュートだった。ラストの灰ダイでは、そわそわそわそわしながら「砂に巻かれても」待機をしてしまっていた。青春ツアーでも聞いていたはずなのに、あーりんの歌声はもちろんのこと、この重たいパートに対する姿勢とかがよぎり、すごく心に響いて響いて響いて泣いてしまって、あれ?赤で全身揃えたの早まったかななんて思いながら、4人のライブを楽しんだ。

 

でも、なんだろう、と。楽しかったんだけど、モヤモヤしてしまったのが、ラストのメンバーの挨拶の中で、「私たちにとっても今回は一大事があって」ということを、なんか、サラッと、なんならちょっと笑いながら、言ってる姿に、ちょっと違和感を感じてしまったり、じゃ泣いてりゃよかったのかとか、深刻そうな顔してればよかったのかとか、そういうのじゃないんですけど、あまりに不自然に「杏果」の名前が出てこないことへの違和感があって、後ろを振り向いて欲しいとかでもないけど、なんか逆に消化できない思いが生まれてしまったりもした。

 

ちょっと思うところはあったものの、春の一大事は本当に多幸感がすごいというか、すごく幸せな気持ちになれるライブだなっていうのを去年に引き続き感じた。地元とのタイアップ感とか、何もない土地に一瞬だけ生み出される切なさとかなのかな?ライブが終わって機材が搬出されて元どおりになった布引グリーンスタジアムに行ったら、本当にただのグラウンドで、なんか、夢でも見てたのかな?って気分になったりほんとにただのグラウンドに対してノスタルジーに浸った。そんでもってついでに「10周年は5人で迎えたかった」という夏菜子ちゃんの言葉を思い出しながら、1ヶ月後の桃響導夢での「TDFの覚悟」という副題に想いを馳せたりなんかしていた。

 

10周年記念イヤーとだけあって、桃響導夢ライブまでの期間、いろんなグッズの発売や、コラボ企画、情報が多すぎて、追えないぐらい。嬉しい悲鳴だった。ただ、うううあ緑がない………という気持ちとの葛藤というか、謎のジレンマがすごかった。結局のところ、ももクロちゃんが好きな気持ちと、有安杏果さんが好きな気持ちと、緑色大好きマンの性質に折り合いがついてないことが、10周年を迎えるももクロちゃんに付いていこうとする中で、辛かった。結局この時点では成仏しきれていなかったのだと思う。

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

②に続きます。